憐れみの聖母
カトリック中原教会
Nakahara Catholic Church
カトリック中原教会へようこそ


かつてあった東横病院内でミサを捧げていた人々をきっかけとして、1958年アトンメント会が武蔵小杉に設立した教会です。
教会はすべての人のために開かれています。
信徒の方でなくても、いつでもどなたでも自由に入ってお祈りください。興味のある方、ミサに参加してみたい方、お祈りをされたい方、初めての方でも大歓迎です。
どうぞお気軽にお越しください。
最新のお知らせ
ミサについて

ミサは、どなたでも参加できます
聖堂入ってすぐの場所においてある「聖書と典礼」というパンフレットをお持ちください。
「案内」の腕章をつけた係りの者に声をかけていただければご案内いたします。
アクセス
所在地
〒211-0064 神奈川県川崎市中原区今井南町17番3
TEL/FAX
044-722-6060 / 044-733-9311

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今週の聖書朗読 2025年11月16日
今週の福音
第1朗読 マラキ書 3章19~20a節
第2朗読 テサロニケの信徒への手紙二 3章7~12節
福音朗読 ルカによる福音書 21章5~19節年間第33主日
私たちは、この世において何が善であり、何が悪であるかという事に関して、共通の理解をしています。良い人びととは、一般的に善として理解されている事を行う人びとです。
悪い人びととは、一般的に悪として理解されている事を犯す人びとです。善を行うという事は、すべての人びとに対して良いもの、平和、そして本当の幸せをもたらします。悪を行うという事は、人びとに悪いもの、不安、そして重圧をもたらします。実際、善と悪についての共通の理解を持って、人びとは何を望み、何を選び、何を行うのかによって、善人あるいは悪人となります。私たちの社会での善と悪の共通の理解と、私たちの信仰(キリスト者としての信仰)を前提として私たちが持っているものをもとに、今日の黙想を始めましょう。
信仰(キリスト者としての信仰)のうちに、神さまであり、私たちの創造主である偉大なる善(唯一の善)が私たちにはあります。神さまは私たちをご自分の似姿としてお造りになり、神さまがお造りになったすべてのものは良いものです。すべての良いものは、神さまから来るものであり、すべての良い人びとと良いものは、神さまの元に戻ります。この特有のキリスト者としての信仰をもとに、私たちは、今日の黙想をより具体的なものとしようとしています。今日の第1朗読のマラキの預言では、炉のように燃える日が傲慢な者や悪を行う者を燃やし尽くし、神さまを畏れ敬う人びとは義と癒しを得るであろうと言われた神さまの事を、私たちに思い起こさせてくれます。
今日の朗読は、終わりの日への警告を明示しています。典礼暦に沿って、典礼暦C年の終わりに近づいています。来週の日曜日に、私たちは王であるキリストの祭日をお祝いします。福音朗読の中で、イエス様は、神殿の破壊について、また、イエス様に従う人びとへの迫害の試練について語っておられます。これらの試練には、戦争や自然災害も含まれています。けれども、このメッセージは、神さまからいただいた忍耐の恵みと同様に、私たちの心を、神さまの約束と全知にもっと向けるべきであることを思い起こさせてくれます。 私たちは、忍耐強く善を行い、神さまの内にある救いの福音 (いつくしみ、赦し、毎日の回心)と愛(寛容一寛大)を忍耐強く宣べ伝えるようにと導かれています。
今日の第2朗読では、考えるべきもっと具体的な事柄について書かれています。確かに、隣人への愛は、福音全体の掟と言えます。寛容であり寛大であるという事は、具体的に言うと、困っている人々にいろいろな物を差し出す事で、隣人を助ける事になり、それは善い行いなのです。寛大になり、心を配り、隣人のことを思いやる方法は、他にもたくさんあります。私たちが、寛大になればなるほど、心を配れば配るほど、隣人のことを思いやれば思いやるほど、私たちは、より正しい人となるのです。正しい人になるという事は、 自分自身、また隣人たちへの大きな愛の表現 (どのように愛し、日々をどのように愛に生きるのか)でもあります。パウロは、テサロニケの教会への手紙で、彼らが得た良い特性のひとつ(おそらくパウロと彼の仲間の指導者たちの働きに対する取り組み方への良い指導)をはっきりと記しています。そして、これは他の人びとも見習うべき事です。これの根拠となっているもの(前提/基本的な考え)は、生きるために「働く」という事です。 私たちは、他の人びとの生き残る/生きるための懸命な働きを奪う事はありません。私たちが生きるために働く時、それは愛であり、寛大さであり、正義なのです。私たちは、意情や怠慢にならないようにと助言されています。怠情は悪魔の仕事場であるということわざがあります。ですから、働くことと良い仕事の尊厳を守り、毎日を隣人たちへのたゆまぬ良いおこないに費やし、公正かつ正直であり、ほんとうの寛大さと思いやりを持ちましょう。
主任司祭 アルセ・エクソル・マグボー
