今週の福音
第1朗読 列王記下 5章14~17節
第2朗読 テモテへの手紙二 2章8~13節
福音朗読 ルカによる福音書 17章11~19節
年間第28主日
今日、私たちは、私たちのいのちへの神さまの限りのない癒しの力について黙想しましょう。はかない私たち人類の肉体のみならず、私たちのすべてのあらゆるいのちを癒し、清めて下さる神聖なる癒し主である神さまを、私たちは信頼し信仰します。また、今日は、私たちが、神さまの癒しの力にどのようにお応えするのかについても黙想するようにと招かれています。
第1朗読では、エリシャの言葉通りに従った後、重い皮膚病を癒されたナアマンが、エリシャへの贈り物を捧げようとして、どのように感謝する事を求められたのかが描かれています。確かに、思い皮膚病を癒されたナアマンは、イスラエルの神を心の底から認め、主以外の他の神々をあがめる事はしないとして、より深い回心をしたという事に、私たちは、最終的に気付くでしょう。私たちも、心の癒しと回心という彼と同様の経験をするべきでしょう。
今日の福音朗読も同様に、癒されるという事は、より深い信仰/回心の心(神さまに立ち返る)を私たちに持たらし、故に、神さまとのより深い繋がりを生むべきものであるという事を、強く語っています。イエス様は、清められた人々を探されましたが、10人の内9人は戻らず、たったの1人のみ、神さまに感謝するために戻って来ました。
私たちは癒された後、立ち戻って感謝するという事に気付いて、隣人たちにもイエス様の癒しの力を広めていくことができますように。何よりも、私たちは皆、人間関係を破壊し、隣人たちやその他の私たちの周りにある神さまの被造物に対する私たちの理解を誤らせる、有毒でふさわしくない(不適切な)世の中の在り方から清められ、癒され、完全になるようにと求められているのです。
主任司祭 アルセ・エクソル・マグボー
